稲葉 賀恵 Kae Inaba
日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
大学在学時より映像作品、インスタレーションなど作品創作をスタートさせる。
2008年文学座付属演劇研究所48期生として入所。研修科時代より劇団内では
西川信廣、鵜山仁、高瀬久男、松本祐子、上村聡史、劇団外では青木豪、
河合祥一郎、神崎由布子(振付家)、小川絵梨子、寺十吾などの演出助手を務める。
一方で研修生時に「棲家」(作/太田省吾)を勉強会として文学座アトリエにて公演。
2013年座員に昇格後、4月に「十字軍」にて文学座初演出。
「リアリズムを越えた手法で描くこの難度の高い劇をあえて選び、
それを簡潔に、だが躍動的なタッチで舞台化してみせたその手腕に
私は感心した。」(扇田昭彦)と評される。
2018年10月、新国立劇場小川絵梨子芸術監督第一シーズンにおいて
カミュ作「誤解」を演出。
2023年、オフィスコットーネ 「加担者」PARCO劇場「幽霊はここにいる」の演出で
第30回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。
【主な演出作品】
2011年7月 「棲家」(作/太田省吾)文学座アトリエ
2013年4月 「十字軍」(作/ミシェル•アザマ 訳/佐藤康)文学座アトリエ
2014年5月 「エドワード三世」(作/シェイクスピア 訳/河合祥一郎)
文学座モリヤビル
9月 「マリアナ•ピネーダ」(作/ガルシア•ロルカ 訳/長南実)
日生劇場ピロティ(主催/日生劇場)
2015年2月 「解体されゆくアントニンレーモンド建築旧体育館の話」(作/オノマリコ)
シアタートラム(主催/世田谷パブリックシアター)
2016年2月 「キャベツの類」(作/前田司郎)中野HOPE(主催/かまつか)
4月 「野鴨」(作/ヘンリック•イプセン 訳/原千代海)文学座アトリエ
5月 「萩家の三姉妹」(作/永井愛)文学座研修科公演
9月 「楽屋」(作/清水邦夫)池袋base theatre
11月 「女の一生」(作/森本薫)文学座附属演劇研究所本科公演
朗読劇「父と暮らせば」(作/井上ひさし)企画制作・笹岡征矢
2017年3月 「野良女」(原作/宮木あや子 脚本/オノマリコ)
シアターサンモール(主催/東映ビデオ)
10月 「川を渡る夏」(作/渡辺えり)すみだパークスタジオ倉
(主催/おふぃす3○○)
11月 「ガンボ!」(作/青木豪)豊橋芸術劇場アートスペース
(主催/豊橋劇術劇場PLAT)
2018年6月 「ヘッダガーブレル」(作/ヘンリック・イプセン 訳/原千代海)VACANT
10月 「誤解」(作/アルベール・カミュ 訳/岩切正一郎)新国立劇場小劇場pit
(主催/新国立劇場)
2019年2月 「春のめざめ」(作/フランク・ヴィデキント 訳/酒寄 進一)文学座アトリエ
(文学座演劇研究所本科卒業公演)
3月 「血のつながり」(作/シャロン・ポーロック 訳/吉原豊司)文学座モリヤ1F
(主催/文学座文芸研究委員会)
4月 「坂の上の家」(作/松田正隆)シアターグリーンbase theatre
(主催/saf+プロデュース)
6月 「恋其之参」(作/岸田理生)恵比寿エコー劇場
(主催/演劇集団プラチナネクスト)
10月 「ブルーストッキングの女たち」(作/宮本研)兵庫県立ピッコロ劇場
(主催/兵庫県立ピッコロ劇団)
11月 「プラザ・スイート」(作/ニールサイモン 訳/酒井洋子)
六本木トリコロールシアター(主催/六本木トリコロールシアター)
「動機」(作/ギィ・フォワシィ 訳/利光哲夫)
六本木トリコロールシアター(主催/六本木トリコロールシアター)
12月 国際演劇年鑑2020 特集企画 紛争地域から生まれた演劇シリーズ11
「リベリアン ガール」作:ダイアナ・ンナカ・アトゥオナ 訳:小田島創志
(文化庁国際演劇協会日本センター 東京芸術劇場アトリエウエスト)
2020年1月 「てぬるいとげ」(作/下司尚美)
アトリエファンファーレ池袋(主催/project sazameki)
10月 「ヴィヨン」(原作/太宰治他 脚本/司田由幸)
シアター風姿花伝(主催/unrato)
2021年1月 「墓場なき死者」(作/ジャン・ポール・サルトル)
下北沢駅前劇場(主催/オフィスコットーネ)
5月「母matka」(作/カレル・チャペック)
吉祥寺シアター(主催/オフィスコットーネ )
6月「楽屋」(作/清水邦夫)
博品館劇場(主催/atlas)
6月「夏の夜の夢」(作/ウィリアム・シェイクスピア 訳/松岡和子)
シアター風姿花伝(主催/松竹エンタテインメント)
7月「近代能楽集/卒塔婆小町」(作/三島由紀夫)
日大藝術学部中ホール(主催/日大藝術学部演劇学科)
9月「熱海殺人事件」(作/つかこうへい)
文学座アトリエ(主催/文学座アトリエの会)
2022年1月「equal」(作/末満健一)
新宿シアタートップス(主催/unrato)
2月「サイプラス・アヴェニュー」(作/デヴィット・アイルランド)
上野ストアハウス(主催/文化庁国際演劇協会日本センター)
3月「サロメ奇譚」(原作/オスカー・ワイルド 作/ペヤンヌマキ)
池袋芸術劇場シアターイースト/梅田芸術劇場ドラマシティ
(主催/梅田芸術劇場)
8月「加担者」(作/フリードリッヒ・デュレンマット 訳/増本浩子)
下北沢駅前劇場(主催/オフィスコットーネ )※上演予定
11月「私の一ヶ月」(作/須貝英)新国立劇場小劇場pit
(主催/新国立劇場)※上演予定
12月「幽霊はここにいる」(作/安部公房)
PARCO劇場(主催/PARCO)
2023年4月「ブレイキング・ザ・コード」(作/ヒュー・ホワイトモア 翻訳/小田島創志)
シアタートラム(主催/ゴーチ・ブラザーズ)
9月「It's not a bad thing that people around the world fall into a crevasse.」
(作/モスクワカヌ)シアター風姿花伝
(主催/劇作家女子会。feat noo)
12月「季節はずれの雪」(作/スティーブン・メトカルフ)
シアター風姿花伝(主催/稲葉賀恵・牧島輝共同企画)
2024年2月「不思議な国のエロス」(作/寺山修司)
新国立劇場小劇場pit(主催/ミックスゾーン)
7月musical「ラフへスト〜残されたもの」(Scripts and lyrics by Hansol Kim
Composed by Hyesung Moon, Hyeji Chung・上演台本/オノマリコ)
(主催/avex live creative、conSept)